赤ちゃんが「食べる」ことを学ぶ第一歩が「離乳食」。
「吸う」から「食べる」への大きな一歩、はじめてのことばかりで親も子も慣れるまでは大変です。
離乳食をなかなか食べてくれない、そんな悩みをお持ちのママ・パパも多いと思います。
そこで今回は、赤ちゃんが離乳食を嫌がってしまう理由と、私がやってみて実際に効果のあった対策についてお話していきます。
悩むことの多い離乳食、少しでもお役に立てたらうれしいです。
【まずは知ろう】赤ちゃんが離乳食を嫌がる理由
赤ちゃんが離乳食を嫌がってしまうのには、時期ごとに異なる理由があります。
離乳食初期
初めてのことにビックリしている
今まで母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃん。
急に口の中に違うものが入ってきたら、それはもうビックリですよね。
大人だって「初めて」は怖いもんね。
初めは嫌がってしまって当たり前なんです。
スプーンの感触が嫌だ
離乳食用のスプーンにもいろいろな素材のものがあります。
口当たりの柔らかい木製やシリコン製、プラスチック製、つるっとしたステンレス製など。
離乳食初期の赤ちゃんが嫌がってしまうときは、スプーンの感触が気に入らないといった場合もあります。
離乳食中期
離乳食がおいしくない、食べにくい
少しずつ味覚が発達してくる離乳食中期。
一度苦手と思ってしまうと、なかなか食べなくなってしまうんですよね。
我が家の場合は「白米」をどうしても嫌がってしまう時期がありました。
こんな感じでのけぞって拒否。
また、離乳食中期から徐々に噛み応えのある食事にシフトしていくのですが、固さや大きさが合っていないと嫌がってしまうパターンもあります。
食べたいタイミングではない
お腹がすいていない、眠い、まだ遊びたいなど、赤ちゃんが離乳食を食べたいタイミングではないことも。
離乳食をあげる時間はだいたい決まってきますが、きっちりその時間に食べたい気分になっているとは限らないんですよね。
この「食べたいタイミング」を図るのが至難の業なんです…
離乳食後期
自分でやりたいのに食べさせられるのが嫌だ
離乳食も後期になると、赤ちゃんは「何でも自分でやりたい」お年頃に。
離乳食をあげようとすると、自分でスプーンを持ちたい!自分で食べたい!と嫌がってしまうことがあります。
成長の証だね。
うれしいけど、手づかみ食べが始まるこの頃から、掃除が大変に(笑)
わが子の成長をあたたかく見守ることができるといいですね。
【離乳食を嫌がるときはこれが効く】実際に効果があった対策6つ
どうすれば離乳食を食べるようになるのか、私が実際に試してみて効果のあった対策を6つご紹介していきます。
気分を変える
赤ちゃんが離乳食を嫌がっていたら、今は食べたい気分ではないのかもしれません。
ちょっと気分転換してみましょう。
抱っこしてベランダに出て外の空気を吸ってみて、再度食べさせてみると完食!ということもありました。
他にも、
- 母乳やミルクで落ち着けてから、また時間をおいてあげてみる。
- 眠そうなら少し寝かせてからあげる。
- お気に入りのおもちゃで少し遊んでからあげてみる。
- 違う食器(スプーンなど)を試してみる。
など、他のことで気分を変えてみると意外と食べてくれますよ。
苦手な食材は好きなものと混ぜる
赤ちゃんも成長していくにつれ、苦手なものが出てきます。
我が家の場合は「白米」でした。
口に持っていっても頑として開けようとしない。のけぞって拒否。
入れてもべぇーっと吐き出す。
おかゆは毎食あるので、離乳食は毎回戦いでした…
そこで、パクパク食べてくれるもの(にんじん、さつまいもやかぼちゃなどの甘い野菜)と混ぜてあげてみると、けっこうな確率で食べてくれたんです。
大人だって、白米オンリーはキツイもんな。
苦手な食材があって離乳食を嫌がっている場合は、好きな食材と混ぜてあげると食べてくれることがありますよ。
とろみをつける
パサパサしたものや、のどを通りにくいものは、とろみをつけてあげましょう。
違和感があって食べにくいと、赤ちゃんも嫌がってしまいます。
特に、白身魚やお肉をあげたときに、どうしてもパサパサしてしまって飲み込めずに困っていましたね。
我が家が常にストックしていたのが、市販の「とろみのもと」です。
わざわざ片栗粉などを使わなくても、簡単にとろみをつけることができるのでおススメですよ。
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スプーンを持たせる、手づかみ食べをさせる
離乳食後期になると、赤ちゃんは「自分で食べてみたい」モードに突入します。
食べさせられるのが嫌!
そんなときは、赤ちゃんにもスプーンを持たせてあげましょう。
赤ちゃん用の柄の短いスプーンと、大人が食べさせる用のスプーンを用意しておき、スプーンを持たせながら、スキを見て口に離乳食を入れていく。
これだけで離乳食がスムーズに進むこともあります。
手づかみ食べのメニューを用意しておいて、存分に手を使って自分で食べてもらうのもいいですよ。
「自分でやりたい」赤ちゃんの気持ちを大切にしてあげたいですね。
回数や時間、量にこだわらない
あまりきっちり回数や時間、量を決めてしまうと、それ通りにいかなかったときに焦ってしまいますよね。
私も一人目のときは、
- もう9ヶ月だし3回食にしなきゃ…
- 食べなきゃいけない時間なのに、ちっとも気分が乗らなくて食べてくれない!
- きちんと時期に合った量を食べさせなきゃ…完食させなきゃ!
と、なんだか常に焦っていた気がします。
離乳食教室で教えてもらうことや、本に書いてあることは、あくまで「目安」。
完璧にそれ通りにいくことなんてまずありません。
こだわりすぎずに、ゆったりと赤ちゃんのペースに合わせて進めてあげましょう。
楽しい雰囲気にする
食事は「楽しいもの」
そう思わせることができたらこっちのもんです。
離乳食をなかなか食べてくれないときは、親も一緒に食卓につき、一緒に食事を取ったり、おいしそうに食べるマネをするだけでも、つられて食べてくれることがあります。
ぬいぐるみを使って、一緒に食べる声かけをするママもいます。
「スプーン列車がやってきた!がたんごとん~」と口に運んであげると喜ぶことも。
あの手この手で赤ちゃんを楽しませながら、「食事って楽しいな」と思ってもらえるよう工夫してみましょう。
何よりママ・パパがイライラせずに、楽しい雰囲気を作ることが大切です。
私もしょっちゅう焦ってイライラしていました。
でも、こちらのイライラが伝わるのか、余計食べなくなってしまうんですよね。
食べなくても、ひっくり返されても、遊び食べが始まっても、「まぁいっか」とゆったり構えて、焦らずに進めていきましょう。
ちなみに、赤ちゃんがご飯をひっくり返したり、机にぬりぬりしたりしているときに、ママやパパが「大変!!」と大げさに反応してしまうと、それを面白がってさらに遊び食べがエスカレートします。
「ふ~ん、楽しそうだね」と冷静に受け流していきましょうね。
親の忍耐力が試されている…(笑)
まとめ
今回は、離乳食を嫌がる息子たちに試して効果のあった対策についてお話してきました。
せっかく作ったのに、嫌がって食べないときはガックリきますよね。
いろいろ試して、それでも食べないときもあります。
赤ちゃんが元気な様子であれば、そんなに思いつめなくて大丈夫。
いつかは食べられるようになりますよ。
離乳食の時期もあっという間に過ぎ去ります。
「離乳食、あんなことやこんなことがあって大変だったなぁ…」と笑って話せる日がきっと来ます。
なるべくイライラせず(これが難しい!)、ゆったりと構えて楽しい食事タイムを作っていきましょう。
▽ズボラな私が離乳食を乗り切った方法についてはこちら
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