子どもが1~2歳くらいになると、周りから聞こえてくる幼稚園の話題。
うちもそろそろ考えなきゃ…
子どもの幼稚園選びで大切なことって何だろう。
みんな何を決め手にしているの?
そんなお悩みを抱えている方に向けて、今回は、実際に私が幼稚園選びを経験して、大切だと思ったこと、我が家の幼稚園選びの体験談をお話していきます。
悩まれている方の参考になればうれしいです。
【後悔しないために】幼稚園選びで大切なこと
初めての幼稚園選び、とても悩みますよね。
私も、いろいろ調べて頭がぐちゃぐちゃになった時期がありました。
それでも、最終的には親も子も大好きな園に出会うことができました。
その経験を踏まえて、実際に幼稚園選びをする中で、大切だなと思ったことを3つお話していきます。
教育への考え方を夫婦で話し合い、条件を書き出す
幼稚園選びを始めようと思ったら、まず両親の教育観を話し合っておくことが大事です。
どんな環境に子どもを置きたいか、子どもの教育において何を重視するか、ゆっくり話してみましょう。
とはいっても、忙しい毎日ではなかなか難しいですよね。
どうしても、ママだけがいろいろ調べて考えて…となりがち。
でも、これから大きくなるにつれて、子どもの教育については重要な課題になっていきます。
今のうちに、ママとパパがお互いどんな思いを持っているか、どう育てていきたいかについて話し合っておくことは大切なこと。
この時間は無駄にはなりませんよ。
話し合った結果を元に、通える範囲の幼稚園から、教育理念が合っていそうな園をピックアップ。
同時に、実際に通うにあたって必要な細かい条件を書き出していきます。
例えば…
- 幼稚園までの距離、通園方法は徒歩?バス?
- 親の出番が多いか
- 制服か私服か
- お弁当持参かどうか
- 費用はどのくらいか
- 預かり保育はあるか
など。
どんなに理念に共感しても、通えなければ意味がないからね。
譲れないポイントをしっかり把握しておくことが大事です。
それぞれのご家庭の生活パターンや両親の仕事の状況などによって、条件は異なってきます。
「こんなハズじゃなかった」をできるだけ回避するために、しっかり確認しておきましょう。
「百聞は一見に如かず」その目で見て感じる
いくつかの園に候補が絞れたら、一度見学してみることを強くおススメします!
どんなに調べ尽くしても、自分の目で見て感じることに勝るものはありません。
園の雰囲気、園長先生の熱意、先生方の子どもたちへの接し方や連携、園庭の広さや遊具の種類、設備の新しさや清潔感…
ホームページの写真では伝わりきらないものが、そこにはあります。
我が家が入園を決定したときに一番大切にしたのが、見学のときに感じた直感かもしれません。
ネットや人の意見などの情報だけに振り回されず、足を運んでみましょう。
子どもの意見にも耳を傾ける
親が「ここに通わせたい!」と思うだけでなく、やっぱり実際に通うことになる子どもの感覚も大事にしてあげたい。
我が家はそう思い、見学にも必ず連れていき、それとなく感想を聞くようにしていました。
子どもの気まぐれな返答に困ったこともありました。
この間はA園がいいって言ってたのに、急にB園がいいって言い出した!なんてことも。
それでも私は、本人の希望を聞いてみてよかったと思っています。
コロコロ変わる気持ち、でも、そのときに感じたことを素直に言っているだけで、それが本心だと思うから。
よくよく話を聞いて、親も子ども本人も納得のいく幼稚園選びができたら、きっと楽しい幼稚園生活になりますね。
【体験談】その幼稚園を知ったのは「たまたま園バスを見かけたから」
ここからは、我が家の幼稚園選びのあれこれをお話していきます。
私の体験談が、今幼稚園選びで悩んでいる方の少しでもお役に立てたら幸いです。
幼稚園選びはいつから何をした?
1歳半を過ぎ、お世話がだいぶ楽になってきたタイミングで、なんとなく幼稚園のことが気になりだしました。
近所の公園でよく会う、一つ上のお子さんを持つママさんが、幼稚園のプレに通わせているという話を聞いた私。
プレに通わせるなら、今のうちから候補を絞っておかないと…
そこから情報収集を始めました。
これだけは譲れない!という条件を書き出して、まずは自分の住んでいる地域にどんな幼稚園があるのか、全体をリサーチ。
その中から、ママさんのお話を聞いたり、ホームページを見たりして、条件に合う幼稚園を4園に絞り、見学してみることに。
でも、見学したはいいけど、全く決めきれない!
下の子ももうすぐ生まれるから、赤ちゃん返りとかするだろうな。
さらにプレでママと離れ離れになったら精神的に不安定になりそう。
そんな思いもあって、プレに通わせるのはこの時点であきらめました。
「もうどこでもいいや…」
そんな投げやりな気持ちになっていましたが、実はもう1園、気になっている幼稚園があったんです。
たまに近所で園バスを見かけていたその幼稚園は、一日中好きな遊びができる、どろんこ遊びもお構いなしの、遊び主体の幼稚園。
ホームページからもイキイキわくわく遊ぶ子どもたちの姿が伝わってきて、ずっと気になっていたんですよね。
思い切って説明会に参加してみることにしました。
園長先生の熱い思いに触れ、先生方のあたたかい接し方や園全体のアットホームな雰囲気、子どもたちの心から楽しそうな姿に、とても魅力を感じました。
特に、説明会の中で園長先生がおっしゃったこの言葉が、心に残りました。
「どの幼稚園を選んでも、子どもはちゃんと育っていきます」
幼稚園選びで悩んでいる私たちに向けてかけてくれた言葉です。
幼稚園経営のためには、一人でも多く園児を入園させたいはず。
でも、自分の利益ばかりを優先せずに、子どもたちの成長を一番に考えてくれている。
何より、子どもの持つ力を信じている。
そう思いました。
園内で調理しているランチの試食もあって、本当においしかったです。
胃袋つかまれてる!(笑)
この幼稚園、いいかも!
初めてそう思えました。
後悔しないためにも、少しでも気になったら実際に訪問してみる、これがとっても大事だったんです。
当時の私、ファインプレー!
決め手は「直感」
最終的には、徒歩で行けるA幼稚園と、最後に見学したのびのびB幼稚園の2択で悩みました。
ペーパードライバーの私にとっては「家から近い」のもけっこう大事なポイントだったんですよね。
でも、説明会での園の雰囲気はだいぶ違っていて。
A幼稚園の説明会は、園長先生が事務的に、配られた資料に書いてあることをそのまま読み上げるだけの、お堅い説明会。
B幼稚園で感じた、保育にかける思いと子どもたちへのあたたかいまなざしのようなものはあまり感じられませんでした。
あくまでも私の主観なのですが、この直感を信じてよかったです。
子どもともじっくり話し合って、結果B幼稚園に入園することに。
親も子も納得の幼稚園を選ぶことができました。
実際に通ってみて
結論から言うと、B幼稚園を選んで本当に良かったです!
幼児のうちは「遊びの中で学ぶ」ことを大切にしたい。
そんな私たち両親の思いを叶えてくれる、あたたかい幼稚園でした。
季節ごとに園内に実る果実や野菜を、育てて収穫しておいしくいただいたり、近所の駄菓子屋さんに小銭を握りしめて買い物に行ったり、おたまじゃくしやザリガニを釣りに行ったり。
日々の保育の中で、「生きる力」を育んでくれる、いろいろな経験をさせていただきました。
何より通っている子ども本人が、幼稚園大好きに。
小学生になった今でも、「また幼稚園行きたいなぁ」と思い出に浸っています。
この幼稚園に出会えて本当に良かった!
まとめ
幼稚園選び、選択肢が多ければ多いほど悩みますよね。
子どもに合った、最良の幼稚園を選んであげたい。
そう思うのが親心。
子どもの教育に対する考え方や条件を整理して、実際に園の雰囲気を肌で感じて、後悔のない幼稚園選びができるといいですね。
▽幼稚園選びと同じくらい悩ましい「習い事選び」について、こんな記事も書いています
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