離乳食が始まってからしばらくは、ママやパパに食事を口に運んでもらっていた赤ちゃん。
成長するにつれ、「自分でやりたい!」と思うようになります。
ママ・パパの持つスプーンを触ろうとしたり、食事を手でつかもうとしたり。
そろそろ自分で食べる練習をする時期にきているんですね。
手づかみ食べっていつからさせてあげればいいの?
スプーン・フォークやお箸はいつから練習する?
こんなお悩みを抱えているママ・パパさんもいらっしゃると思います。
今回は、赤ちゃんの食事の食べ方に関する「いつから?」の疑問に、我が家の体験談も交えながらお答えしていきます。
悩んでいる方の参考になればうれしいです。
【手づかみ食べからお箸まで】食事の食べ方に関する「いつから?」
子どもが自分で上手に食事を食べられるようになるまでには、いくつかのステップがあります。
「手づかみ食べ」から「スプーン・フォーク」、そして「お箸」と、使う道具も変わってきますよね。
それぞれの始める時期や、練習のポイントについてお話していきます。
手づかみ食べはいつから?
赤ちゃんが自分の手で食べ物を直接持って食べる「手づかみ食べ」は、8~9ヶ月頃から始まるのが一般的。
赤ちゃんが離乳食を食べるときに、手で食べ物を触ろうとしていたらはじめ時です。
いつから始めよう!と思わなくても、成長の過程で自然と始まっていくんですよね。
我が家の場合、離乳食の入った食器を子どもの前に置くようにしたら、さっそくおかゆなどを手で触っていました。
そんなわけで机の上が大変なことに。
これが長男9ヶ月のときです。
「手づかみで食べることに興味があるんだな」と感じたら、手づかみ食べに適したメニューで赤ちゃんを応援してあげましょう。
我が家でよく出していたのは、ロールパン、ハンバーグ、おやき、フレンチトースト、小さいおにぎり、野菜スティックなど。
手づかみ食べは、とっても大事な成長過程です。
自分のペースでご飯を食べること、食べ物の触感や温度、一回に口に入れる量、手先の使い方など、いろんなことを学んでいるんですよね。
手づかみ食べが始まると、食卓が大いに汚れます(笑)が、
それでも、存分にさせてあげましょう。
我が家の次男(4歳児)はいまだに手づかみで食べることがあります。
さすがにそろそろやめさせないと…
スプーン、フォークはいつから?
手づかみ食べで「自分で食べる」ことに慣れてきたら、手を汚さずに食べられる「スプーン・フォーク」にチャレンジ。
だいたい1歳頃に興味を持ち出すお子さんが多いようです。
赤ちゃん専用のスプーンを用意して、食卓に置いてあげましょう。
我が家は、9ヶ月頃から赤ちゃんが持つ用のスプーンを用意しました。
この時期、離乳食を食べるのを嫌がることも多かったのですが、なぜかスプーンを持たせるとゴキゲンで食べてくれることがありました。
救世主!
はじめはスプーンを持たせてあげるだけでもOK。
スプーンの存在に慣れたら、今度はママ・パパがそのスプーンに食べ物を乗せて、赤ちゃんに持たせてあげましょう。
スプーンを口に運ぶことができるようになったら、自分で食べものをすくうのにもチャレンジ。
スープやペースト状のものなど、赤ちゃんがすくいやすい形状のメニューにするといいですよ。
一人で上手にスプーンを使えるようになるのは2歳すぎ。
うまくできなくても、焦らずに、手づかみ食べと並行しながらゆっくり進めていきましょう。
スプーン・フォークを持たせたら、必ず側で見守ろう。
お箸はいつから?
スプーン・フォークが上手に使えるようになったら、いよいよお箸の出番。
大人の仲間入りです。
お箸の練習を始める年齢はあくまで目安。
しっかりと手指が発達してから始めた方が、スムーズに正しい持ち方を身に着けることができますよ。
- スプーンやフォークが上手に使える
- えんぴつがきちんと持てて、線を描くことができる
- じゃんけんでチョキが出せる
お箸の練習を本格的に始める前に、遊びの中で手先の発達を促すのがおススメ。
お絵描き、工作、シール貼り、おままごとなど、楽しく手を動かしていきましょう。
我が家では、幼稚園でもらった、お箸を練習するためのおもちゃが活躍してくれました。
これ、大人でもけっこう難しいんですよ。
遊びの中で身に着けるって最強!
そうやって遊びで手先を鍛えつつ、長男は、4歳からお箸を使うようになりました。
その前に、2歳頃からトレーニング用の箸を使い続けていたのですが…
私はこの記事を書く際に調べて初めて知ったのですが、このトレーニング箸には賛否両論あるようです。
お店で「〇歳から」と書かれているトレーニング箸を見て、うちも早く始めなきゃ!とよく調べもせずに使ってしまっていました。
周りの子も使っていたから焦っていたのかもしれません。
周りに流されずに自分で情報収集しなきゃいかんな…と反省。
その後、トレーニング箸が壊れたタイミングで、お箸に挑戦すると、あっさり使えるようになりました。
意味がなかったわけではなさそうだね。
お箸は小学校に上がる前までに使えるようになれば大丈夫。
何でも箸だけで食べさせる!!と思わずに、スプーンやフォークも使いながら、焦らずに食事を楽しんでいきましょう。
【おまけ】ストロー、コップ飲みはいつから?
離乳食が始まると、水分補給についても気になりますよね。
これまでは母乳やミルクを飲んでいたけど、これからは水やお茶を飲めるようにならないと!
離乳食が始まる5~6ヶ月頃から、少しずつ練習を始めていきましょう。
ストロー・コップ飲み、どちらが先がいいとかはないみたいです。
我が家は7ヶ月頃、マグについていたスパウトの口でチャレンジ開始。
「これ、飲めてる…?」という感じで、量としてはほとんど飲んでいませんでした。
続いてストローチャレンジ。
はじめはマグではなく、赤ちゃん用のストローをスポイトのように使って、吸う練習をしました。
(コップに少しだけお茶を入れて、ストローを入れ、上側をふさいで持ち上げ、反対側の口を赤ちゃんの口に入れてあげて、指を少しずつ離す)
ストローの感覚に慣れたら、コップからストローで飲む練習を。
一回でも吸えると、コツをつかんであっという間に習得して、赤ちゃんってすごい。
その後ストローマグでも飲めるようになって、外出先でも水分補給が楽にできるようになりました。
我が家の次男は、長男のときのようにステップを丁寧に踏まずに、スパウトをすっ飛ばしていきなりストローから練習しましたが、すぐに飲めるように。
二人目は雑だな(笑)
このように、いきなりストローから練習しても習得できます。
次はコップ飲み。
家でお茶を飲むときは、コップで飲める方がいいなー(マグは洗うのがめんどくさいからなぁ)と思い、1歳頃からチャレンジしました。
マグの最終形態(コップ型)で少し練習するとすぐに飲めるようになりました。
最初は口の端からじゃぶじゃぶこぼしていたけどね(笑)
マグを使わなくても、
- ストロー→スポイト方式や、紙パックの飲み物で練習
- コップ飲み→スプーンで飲み物を口に入れるところからスタート、その後は普通のコップで少しずつ練習
といった形で習得することができますよ。
まとめ
食事に関する「いつから?」についてお話してきました。
手づかみ食べも、スプーン・フォークも、お箸も、基本的には「本人がやる気になったとき」がはじめ時です。
やる気があるのとないのとでは、習得の速さが全く違います。
「やりたい!」のサインを逃さずに、チャレンジさせてあげましょう。
そして「自分でできた!」という達成感が、さらに子どもを成長させてくれます。
焦らずに、子どもの力を信じて応援してあげられるといいですね。
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