首が座って寝返りをするようになると、次は「前に進みたい!」という気持ちが出てくる赤ちゃん。
それが「ハイハイ」への第一歩です。
赤ちゃんといえば、ハイハイしている姿が印象的だよね。
でも、
うちの子、なかなかハイハイしないな…
いつからハイハイってするものなの?
こんなお悩みをお持ちのママ・パパさんもいらっしゃると思います。
そこで今回は、ハイハイがいつから始まるのか、ハイハイしない理由ときっかけ作り、ハイハイ時期の注意点についてお話していきます。
我が家の体験談もご紹介しています。少しでもお役に立てればうれしいです。
【ハイハイはいつから?】統計データと我が家の場合
厚生労働省の統計データ
厚生労働省の調査によると、生後9~10ヶ月未満の赤ちゃんの約90%が「ハイハイできる」という結果が出ています。
※この調査における「ハイハイできる」は「はって移動できること」なので、ズリバイも含まれています。
この調査は少し古いデータですが、早いと生後5ヶ月頃からできるようになる赤ちゃんもいて、個人差が大きいので、時期が早い遅いとあまり心配することはないですよ。
我が家の場合
◆長男→7ヶ月頃からズリバイ、ハイハイはほとんどせずつかまり立ちへ。
◆次男→6ヶ月頃からズリバイを始め、ハイハイは8ヶ月頃から。同時期につかまり立ちもし始める。
長男のときは、7ヶ月でズリバイを始めてから、長いこと移動はズリバイの状態でした。
どこへ行くにも、ほふく前進!!
それがビックリするくらいスムーズで速いのなんの。
でも、こんなにズリバイばかりだと次第に心配に。
「ハイハイしないことってある…?」
何か体に異常があるのかな…と思い、乳幼児健康相談で保健師さんに相談してみました。
そこで、理学療法士の先生に繋いでいただき、見てもらうことに。
するとその場では見事なハイハイを披露。
「なんだよ!今はできるのかよ!」となりましたね(笑)
でも家では全然ハイハイしない、そんな感じでした。
そうこうするうちに、ハイハイをほとんどしないまま、つかまり立ちができるようになり、伝い歩き、一人歩きと順調に成長していきました。
ハイハイしないで育つと、転んだときに手が出ないとはよく言われますが、我が子はちゃんと手が出ますし、ありがたいことにいたって健康体に育ちましたよ。
なかなかハイハイしない…と必要以上に心配しなくても大丈夫みたい。
次男はハイハイをしていました。
逆にズリバイをしていた記憶はあまりないですね。
長男のズリバイの印象が強すぎたのかも。
赤ちゃんによってハイハイの時期やできる種類、する期間は様々です。
焦らずに成長を見守りましょう。
ハイハイをしない理由ときっかけ作り
赤ちゃんがなかなかハイハイしない、その理由について考えてみました。
ハイハイしにくい環境になっている
ハイハイしない理由の一つに、「ハイハイしにくい環境」があります。
赤ちゃんが自由に動けるスペースを用意してあげましょう。
床を片付け、あまり物を置かないようにすると、のびのびと動き回ることができるようになります。
また、我が家の場合は、フローリングだとあまりハイハイしてくれなかったんですよね。
滑りやすいからかな?
そういえば、理学療法士の先生に見てもらったとき(家ではしないハイハイを披露したとき)は、マットが敷いてありました。
じゅうたんやジョイントマットを引いてあげると、滑りにくくなってハイハイしやすくなりますよ。
ハイハイに必要性を感じていない
もしかしたら、すぐに手に取れるところにおもちゃがあったり、ママやパパがすぐに与えてくれたりするので、赤ちゃんはハイハイで移動する必要性を感じていないかもしれません。
少し遠くにおもちゃを置いてみて、取りに行きたい!と思わせることで、ハイハイへの意欲がわくこともあります。
「それ取りたい!」と必死に手足をバタバタさせている赤ちゃんもかわいいですよ。
我が家の長男は、ハイハイよりズリバイが大好きでした。
おそらく、ハイハイの必要性を感じていなかったのだと思います。
「ハイハイじゃなくても、これで移動できるからいいし。」と思っていたのかな。
ママやパパがハイハイをして見せたこともありますが、効果は…そんなになかったかも。
できるけどやらない。そんなこともあります。
そんなときは、無理にハイハイをさせる必要はないんです。
【おまけ】ハイハイの時期に気を付けること
赤ちゃんがハイハイを始めると、ヒヤッとすることがたくさんあります。
事故を防ぐためにできることをまとめてみました。
床をこまめに掃除する
赤ちゃんがハイハイする床は、こまめに掃除してキレイにしておきましょう。
今までは寝ているだけで動かなかった赤ちゃんですが、家じゅうハイハイするようになると、清潔にしておかなければならない範囲も広がります。
ズボラな私は、赤ちゃんのいるスペース以外の掃除が適当だったので、「ヤバい!」となりました。
当時はクイックルワイパーが欠かせなかったな…
掃除機だけでなく、拭き掃除もしてあげると、気持ちよくハイハイで冒険できますね。
家具・家電の安全性を確認する
家には、赤ちゃんにとって危険なものがたくさんあります。
- 机や棚の角にはクッションを
- 階段にはゲートを
- 赤ちゃんがつかまり立ちして倒れそうな家具にはストッパーを
- コンセントにはカバーを
- 開けられそうな扉にはストッパーを
- 触れるスイッチがあればチャイルドロックを
いろいろありますが、今一度家の中を見渡して、危険な箇所がないか確認しましょう。
手に取ってほしくないものは「とにかく上に置く」
赤ちゃんは何でも口に入れてしまいます。
赤ちゃんにとって必要のないものは、極力手の届かない上の方に移動しましょう。
特に危ないのは「ボタン電池」や「タバコ」です。
他にも口に入る大きさのものは、誤飲の可能性があります。
触られたくないものを移動していたら、棚の上の方に物が増えてしまってごちゃごちゃに!
でも赤ちゃんの安全が第一だよね。
目を離さない
ハイハイができるようになると、行動範囲が広がって、今まで手の届かなかったものにも到達できたり、いつの間にか何かをもぐもぐしていたり…
家事もあるし、兄弟がいるなど、なかなか難しい場面もありますが、できるだけ赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
ベビーサークルを活用するのも手です。
わが子の場合は、ベビーサークルに入れると数分で「出して~」と泣くので、結局入ることはあまりなかったです。
お外の冒険が大好きでした。
いつの間にか、ベビーサークルの中に、触られたくないものを入れるようになり、「これじゃ逆だよ…」という状態に(笑)
それぞれのご家庭に合った方法で、赤ちゃんの安全を確保しましょう。
まとめ
赤ちゃんがハイハイし始める時期は「生後9~10ヶ月ごろ」が一般的です。
でも、個人差が大きいので、早い遅いはあまり気にしなくて大丈夫。
中にはハイハイをしない子もいます。
焦ることなく、まずは、いろいろなものに興味津々なこの時期の赤ちゃんが、安全に、のびのび動き回ることができるように、環境を整えてあげましょう。
▽気になる子どもの発達のあれこれについて、我が家の体験談を中心にまとめています。
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