子どもに怒ってばっかりの自分が嫌!
育児におけるアンガーマネジメントの方法を知りたい。
子どもを育てていると、数えきれないイライラに遭遇しますよね。
私も何度怒鳴り散らして、後悔したことか。
自分でも「こんなに大きな声が出せたんだ…」とビックリするくらいの声で怒鳴ってしまうことも。
子どもの寝顔を見ながら「ごめんね…」と思うことも一度や二度ではありませんでした。
最近怒ってばかりだな…
もっと笑顔で子育てしたいのに…
そんな方に向けて、今回は、育児におけるアンガーマネジメントについて、6つの手法をご紹介します。
少しでもお役に立てたらうれしいです。
【育児におけるアンガーマネジメント】怒りの感情をコントロールする6つの方法
どうしてもイライラすると怒鳴ってしまう、怒りだすと自分のコントロールができない。
そんな方に、アンガーマネジメントで代表的な手法を6つご紹介します。
イラっとしたら6秒待つ
最も有名な手法なので、聞いたことがあるという方もいるかもしれませんね。
怒りの感情は、沸き上がった瞬間が最も強いですが、長く続くわけではなく、6秒ほどでピークを越えます。
その6秒をなんとかやり過ごすことで、感情的に怒鳴るのを抑えることができるんです。
イラっとしたら、一度立ち止まって深呼吸をして、6秒だけ待ってみましょう。
たったの6秒、されど6秒…
私にとっては、この6秒がかなり高い壁でした。
なかなか待てないんですよね。
その場を離れる
イライラしたとき、グズる子どもを目の前にしていると、どうしても怒りを収めることができないですよね。
私はモノにあたってしまうタイプで、おもちゃのバケツを棚に投げつけて壊したり、リモコンをベビーゲートに叩きつけながら怒鳴ったり、今考えるとひどいものでした。
大泣きする子ども、怒鳴る親…収拾がつかないね。
どうしても怒りの感情が抑えられない、そんなときは、一旦その場を離れましょう。
一人になって、冷静さを取り戻すことで、子どもとしっかり向き合えるようになります。
このときに、トイレやお風呂を掃除したり、買い物に行ったりと、体を動かすことが効果的なんだって。
これならできそう!
どんなに怒っていても、「〇〇に行ってくる」の声がけは忘れずに。
アンガーログをつける
アンガーログとは、どんなときに怒ったのかを客観的に分析するための記録です。
例えばこんな感じで、そのとき感じた気持ちを率直に綴ってみましょう。
(例)
●イライラを感じた日時と場所:2021/11/24 夕方 自宅リビング
●イラっとした出来事:子どもが何度言ってもテレビを近くで見たがるから
●気持ち:どうしてわかってくれないの!というもどかしさとイライラ。
●怒りの強さ(10段階):5
こうやって自分の「怒り」を整理することで、どんなときに、どんな場所で怒りやすいのか、そもそも怒るようなことだったのか、振り返って次に活かしていくことができます。
自分はこんなことでイライラするんだという傾向が見えてきて、具体的な対策を考えやすくなりますよ。
今回の例の場合、
- 何度言っても聞いてくれない理由は何だろう?
- 伝え方を工夫してみよう
- そもそもテレビを近くで見られないように(テーブルを置くなど)すれば、怒る原因もなくなるのでは?
- 夕方に怒りやすい傾向がある
→一日の疲れが出ている時間帯だから、少しだけ家事を手抜きして、余裕を持ってこどもたちと接していこうかな
などなど、対策はいろいろ考えられますね。
自分を落ち着ける言葉を用意
イラっとしたときに、自分を落ち着ける言葉を用意しておきましょう。
(例)
・大丈夫
・何とかなる
・落ち着いて
「あ、ダメだ、キレそう」そう思ったら、呪文のように唱えます。
すると、怒りのピークの6秒間はあっという間に過ぎていきますよ。
口から発する言葉には、すごい力があるんだね。
「〇〇べき」の許容範囲を広げる
人がイライラする原因の一つに、「自分の中にあるルールを破られること」があります。
例えば、夜寝る時間なのにダラダラと遊んでいる子どもにイライラしているとき、頭の中には「子どもは〇時には寝るべき」という「〇〇べき」思考=ルールがありますよね。
この「〇〇べき」というルール・価値観は、考えてみるとけっこうたくさんあるんですよ。
・遊んだおもちゃは片づけるべき
・ご飯は残さず食べるべき
・宿題はすぐにやるべき
などなど。
自分の中にあるこの「〇〇べき」という価値観を見つめなおして、そこまで厳格に守らなければならないものなのか、考えてみましょう。
よく考えて見たら、怒るほどのことじゃなかった…なんてことも発見でき、怒るシーンも減ってきますよ。
叱るポイントを明確に
「こういうことがあったら叱る」というポイントを明確にしておきましょう。
そうすることで、怒らなくてもいいことの区別ができるようになり、自分の中での軸がハッキリします。
我が家の場合は、人に迷惑をかけること、ケガなどにつながる危ないこと、食べ物を無駄にすることはきっちり叱ると決めています!
注意しなければならないのは、どんなときもこの軸を崩してはいけないということです。
「昨日は怒られなかったことで今日怒られた…」といったように、怒るポイントがブレブレだと、子どもも困惑しますし、一貫性がなく説得力がありません。
結果、子どももどうしていいか分からずに、また同じことを繰り返してしまうかもしれませんね。
怒るときは、子どもが納得できる怒り方をしましょう。
【アンガーマネジメントにも効果あり】私のバイブルはこれ!
世の中にはアンガーマネジメントに関する本がたくさんありますが、今回私がおすすめする本は、アンガーマネジメントに関する本ではありません。
でも、この本を読めば、子どもへの接し方が変わり、感情的に怒ることが減ってきますよ。
【PR】「おだやかママの幸せ子育て法」
タイトルにある「おだやかママ」にはまだまだ程遠い私ですが、著者である「ママちゃん」の、あくまでも子どもの気持ちに寄り添う姿勢は、本当に尊敬しますし、真似したいと思っています。
怒っているときって、アンガーマネジメント?そんなことを考えている余裕ないよー!ということがほとんどですよね。
勢いに任せて怒鳴ってしまったり
心にもないことを言ってしまったり
ママだって人間、そんなときもあります。
怒りすぎちゃったかな…そんなときは、子どもと「仲直り」しよう
そうママちゃんはおすすめしています。
他にもいろんな育児のヒントがちりばめられていて、ページを読み進めるうちに、自然と温かい気持ちになっていきますよ。
特に読んでほしいのは「夜泣きをするきみへ」「子育てを大変だと感じる本当の理由」「きおく」です。
はじめての育児で気持ちも体力も余裕がなかったとき、この本に出会って、ママちゃんの綴る文章に何度涙を流して、何度救われたか。
具体的なシーンごとにママちゃん流の対応法が分かる第二弾もありますので、傍らに置いておいて、毎日の育児に疲れたら、何かヒントが欲しいなと思ったら、ぜひ開いてほしいと思います。
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まとめ
子どもを育てていれば、誰だってイライラもするし怒ることだってあります。
怒らない子育てなんて無理です。
ただ、ほんの少しだけでも自分のイライラや怒りの感情をコントロールできたら、もっと余裕を持って子どもと接することができ、笑顔で過ごす時間が増えるかもしれません。
今回ご紹介した方法はアンガーマネジメントのほんの一部にすぎませんが、簡単にできることばかり。
完璧にできなくてもいいんです。
できることから少しずつやっていきましょう。
▽イライラしたら、この言葉を思い出そう
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