「二人目の育児は楽!」
二人目を育てたことのある先輩ママからよく聞く言葉です。
実際に二人育ててみると、確かに楽だなぁと感じることもありますが、けっこうしんどいことも。
それでも、兄弟で仲睦まじく遊んでいる姿を見ると癒されます。
ケンカばっかりでイライラすることもありますけどね
この記事では、私の体験談を交えながら、二人目育児で楽だったこと、大変だったことについてまとめています。
二人目育児を楽にするヒントも書いていますので、よかったら最後までお付き合いください。
【経験は宝】二人目育児で楽だったこと
一人目のときは、とにかく必死で子どものお世話をする毎日。
何もかもはじめてばかりで、不安や緊張でいっぱいですよね。
でも、二人目が生まれてみると、「あれ?なんかだいぶ楽かも?」と思うことがけっこうあります。
ここでは、私が二人目の育児で楽に感じたことを3つ、お話していきます。
大変な時期も必ず終わりがくることが分かっている
生まれてすぐから始まる赤ちゃんのお世話。
毎日の授乳やおむつ替え、泣いたらあやして寝かしつけて…慣れないうちは本当に大変ですよね。
私も一人目のときはいろいろ悩んで、いっぱいいっぱいでした。
授乳がうまくいかなかったり、体重が思うように増えなくて悩んだり、毎日の離乳食のことで頭がいっぱいになったり。
なかなか泣き止まない赤ちゃんを前に「このままずっと泣き止まなかったらどうしよう…」なんて考えたことも。
でも、どんなに大変なことにも、必ず終わりのときが来るんですよね。
おっぱいを卒業し、泣かずに言葉で伝えられるようになり、大人と同じ食事ができるようになり…
子どもは毎日少しずつ成長しています。
大変だった時期も、悩んでいたことも忘れてしまうくらいに、あっけなく終わっていきます。
一人目でそのことを実感として得られたことが、二人目の育児をグッと楽にしてくれました。
- この夜泣きもいつかは終わる
- 離乳食づくりもあと少し!
- あと半年もすれば、夜ぐっすり眠れるようになるかな
一人目のときの、いつまで続くのか分からない暗闇の中を進んでいる感じと違って、先の見通しが立ちやすいので、出口まで頑張ろう!と思えるんですよね。
たいていのことは経験済み
一人目の子育てで、赤ちゃんのお世話については一通り経験済み。
抱っこの仕方やおむつ替え、ミルクの作り方や沐浴などなど、毎日毎日やってきたから体に染みついていますよね。
一人目のときのビクビクしていた感じとは全然違って、スムーズにお世話が進むので、二人目楽だなぁと感じるんです。
赤ちゃんが泣いていても、何となく「眠いのかな?」などと察することができるように。
「とにかく抱っこしないと!」と慌てず、おおらかに構えていられる自分がいました。
お世話に慣れていて余裕があるから、楽に感じるし、赤ちゃんをより可愛く感じられます。
一人目のときは、申し訳ないけど、必死すぎて可愛く思えなかった時期があったんです…
そんな風に、必死に一人目を育ててきた経験が、意識していなくても、着実に自分の中に積み重なっている。
いろいろ悩んで、バタバタと一生懸命だったあの日々も無駄じゃなかった。
自分を認めてあげられた気がします。
手を抜いていいポイントが分かっているのも、楽に感じるポイントかもしれません。
二人目は適当になりがち(笑)
上の子が話し相手になってくれて、孤独感がない
一人目のときは、赤ちゃんと二人っきりでお部屋にいることも多くて、孤独を感じることがありました。
シーンとした部屋で、まだ言葉を話せない赤ちゃんを相手に、戸惑うことも多かったです。
自分の子育てはこれでいいのか?
一人で赤ちゃんと向き合っていると、いろいろなことをマイナスに考えすぎてしまって、鬱々(うつうつ)とした気持ちになってしまったことも。
でも、二人目の育児は違います。
近くに頼もしい相棒がいるんです。
お世話を手伝ってくれるのももちろんうれしいのですが、それ以上に、「話し相手になってくれる」ということがうれしい。
話し相手がいるだけで、こんなにも違うのか!!
たいしたことは話していないんですが、誰かと話すということは、それだけで心を軽くしてくれます。
お兄ちゃんに感謝です。
【やっぱりある!】二人目育児でしんどかったこと
「一人育ててるんだから、二人目なんて楽勝でしょ」くらいに世間では思われているかもしれませんが、二人目の育児、けっこうしんどいこともあります。
ここからは、私が経験した、二人目の育児で大変だったことをお話していきます。
お風呂や寝かしつけなど、順番ややり方を工夫しないと乗り切れない
子どもが二人になって、物理的に難しくなるのが、お風呂や寝かしつけです。
お風呂
赤ちゃんが小さいうちは、沐浴と上の子のお風呂のタイミングをずらせばいいのですが、一緒に入るようになると大変。
- 上の子を洗っている間、赤ちゃんはどこに?
- 赤ちゃんの服を脱がせるタイミングは?
- お風呂を出る順番は?
全てを事前に段取りして、準備しておかないといけないんです。
これが難易度高い…
いろいろ試行錯誤して、たどり着いた方法はこんな感じ。
でも、お風呂のフタの上で大号泣したり、いつの間にか動くようになり、フタの上でゴロゴロして落ちそうになったり…失敗も多かったです。
とにかく溺れないように、風邪をひかせないように、ヒヤヒヤしながら毎日を乗り切っていました。
寝かしつけ
二人いっぺんに寝かしつける、これも大変でした。
我が家の場合は、まず下の子に授乳して抱っこで寝かしつけ、その間に上の子は自然に寝るか、下の子が寝てから添い寝して寝かしつけるといった感じでした。
今までずっとママが隣にいる状態で寝ていた上の子には、寂しい思いをさせたと思います。
下の子の泣き声がとにかくこわかった長男。
「こわい!」と言っているのに、下の子を抱っこであやしているので何もできない…
自分の無力さを感じる寝かしつけの時間でした。
お昼寝も、二人いっぺんに寝るとか奇跡だもんね。
上の子のケア(赤ちゃん返り)
下の子が生まれると、どうしてもお世話に追われて上の子に構ってあげられなくなります。
そうなると始まる、上の子の赤ちゃん返り。
我が家の場合は、ちょうどイヤイヤ期とも重なり、何だかよくわからないけど大変でした。
熱を出したり、ワガママを言って困らせたり。
下の子が泣いているのに、上の子もワガママを言って号泣…二人揃って泣かれると、もう何も考えられなくなります。
「できるだけ上の子を優先するのが良い」のは分かっているけど、なかなか難しいときもありますよね。
下の子のお世話を手伝ってもらったり、下の子がお昼寝している間にたくさん抱っこしたり絵本を読んだりと、少しでも上の子の心が満たされるようにしていました。
▽赤ちゃん返りに悩んだら、こちらの記事も参考にしてみてください
手も目も足りない
ほぼワンオペの我が家。
一人が二人に増えたら、やっぱり物理的に厳しい場面もありました。
- 上の子と遊んであげたいけど、下の子のお世話をしないと。
- 公園で、上の子は遊具で遊びたいけど、下の子はボールで遊びたい。
- 二人で違うところに行きたがるけど、どっちも見るのは無理!
とにかく「手」も「目」も足りないんです。
ママは一人なのに、それぞれが違うことを所望している…
どっちかに我慢してもらうしかないですよね。
長男が犠牲になりがち。
自分が歳をとっている
一人目を育てていた頃と比べたら、当たり前ですがママは歳を重ねています。
寝不足が体に堪えるし、抱っこすると腰が…
いろいろ体が悲鳴を上げます。
体力的には二人目の方がキツイかもしれません。
「出かけない」選択肢がない
赤ちゃんが小さいうちは、外出するのも大変。
ですが、上の子がいると「出かけない」選択肢がないんです。
うちの長男は特にお外が大好き。
ほぼ毎日「公園行く!」と言っていました。
結果、下の子は上の子よりだいぶお散歩デビューも早かったですし、いろんなところに連れ出されていました。
いろいろな刺激を受けて、かえって良かったのかも。
【備えあれば憂いなし】二人目育児を楽にする2つのヒント
二人目、欲しいけど、一人でも大変なのに二人育児できるかな…
二人目の壁、けっこう厚いですよね。
ここからは、二人育児真っ最中の私が実感した、二人目育児を楽にするためのヒントを2つご紹介していきます。
生まれる前に、上の子にたくさん愛情を注ぐ
下の子が生まれる前に、上の子とたくさんラブラブしましょう!
ママとパパを一人占めできる時間もあと少し。
この時間を大切にできるといいですね。
特別なことでなくても、たくさん抱っこする、「見て見て~」と言われたら家事の手を止めてすぐに見てあげる、絵本をたくさん読む…などなど、できることからでいいんです。
お腹も大きくなってくるし、抱っこやお出かけなどは無理のない範囲で!
上の子が「大切にされている」と実感できるような関わりをしていけたら、下の子が生まれて構ってあげる時間が少なくなってしまっても大丈夫。
赤ちゃん返りもそこまで大変ではなくなりますよ。
お風呂グッズなど便利グッズを手に入れる
二人目育児でしんどいことの一つ「ママ一人で子ども二人をお風呂に入れる」。
これを楽にするためのアイテムを事前に準備しておけるといいですね。
我が家で重宝したアイテムはこの2つです。
バスチェア、バスマット
上の子や自分が体を洗うときに、下の子を待たせておく場所として「バスチェア」や「バスマット」があると便利です。
うちはバンボを使っていましたが、本当は使っちゃいけないみたいですね…(今さら)
よく使われているのはこんな感じのものです。
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お風呂を安全に快適に過ごせるアイテム、ぜひ準備しておきましょう。
バスポンチョ
お風呂からあがるとき、体を拭くのも二人いるとバタバタしますよね。
風邪を引かせては大変。
そこで便利なのが、「バスポンチョ」です。
上の子がお風呂を出たらパッと着せておいて、下の子を先に拭いて着替えさせ、次に上の子のお着替えに取りかかる、といった使い方ができます。
我が家は産院でいただいたものを使っていましたが、こんな感じのものでした。
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できればママ用もあるといいですね。
ママがゆっくり体を拭いて着替える時間なんてないので、ポンチョがあればサッと羽織れて便利です。
私も欲しかったー!
まとめ
二人目の育児は「楽」なときも「しんどい…」ときもあります。
経験値がある分、お世話もスムーズですし、大変な時期にも必ず終わりがくることが分かっているので、気持ちが楽なんですよね。
でも、二人になると物理的に手が足りなかったり、上の子の赤ちゃん返りへの対応に悩むことも。
事前に準備しておくことで、少し楽になりますよ。
二人目育児の現実をよく知って、より良い選択ができるといいですね。
▽どうしても上の子に冷たくなってしまう…そんな方にはこちらの記事もおすすめです
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