下の子が生まれてから、上の子に冷たくしてしまう…
多くのママに共通する悩みです。
私はこの記事を書くにあたって初めて知ったのですが、「上の子かわいくない症候群」という言葉もあるようです。
それくらい、悩んでいる方が多いということなんですね。
かくいう私もその一人。
上の子に冷たくしてしまう自分にすごく落ち込んだ時期がありました。
その時のことを思い出して、この記事では、上の子に冷たくしてしまう時期を乗り越えるためのヒントを3つにまとめ、お話していきます。
悩んでいるということは、子育てに真剣に向き合っているということ。
少しでも力になれたら嬉しいです。
【みんな通る道】上の子に冷たくしてしまうのはなぜ?
あんなに可愛がっていたのに、下の子が生まれて、上の子に冷たく接することが増えてしまった…。
二人目が生まれると、多くのママ・パパが直面する「上の子に冷たくなってしまう」問題。
どうして上の子がかわいく思えなくなってしまうのか、3つにまとめてみました。
下の子に手がかかり余裕がない
赤ちゃんが生まれると始まる、24時間態勢のお世話祭り。
授乳しておむつ替えて抱っこして寝かしつけて…とにかく赤ちゃん時代は手がかかりますよね。
まだ自分で何もできない赤ちゃん、ママはその命をつなぐことで必死です。
夜中だって、しょっちゅう起きて対応しなければなりません。
寝不足、つらいですよね。
出産で受けたダメージ、産後のホルモンバランスの乱れ、赤ちゃんを守る緊張感、そして寝不足。
心身ともに大変な時期です。
そこへ、上の子が「ママ~(ボクにも構って~)」とやってきたら、どうしても邪険に扱うことが増えてしまいます。
嫌いじゃないのに、やめて!!ってなっちゃう。
赤ちゃんの泣き声を怖がって大泣きする長男に向かって「うるさい!」と怒鳴ってしまったこともありました。
2人目で赤ちゃんのお世話に慣れているとはいえ、余裕がないんですよね。
イヤイヤ期と重なる
年齢差にもよりますが、下の子が生まれるときに、上の子が2歳~3歳前後の場合、ちょうど「イヤイヤ期」と重なってきます。
何を言っても「イヤだ!」
とにかく自己主張が強くなって、ワガママを言って大泣きする。
赤ちゃんのお世話でヘトヘトなのに、上の子がイヤイヤしていたらもう…想像するだけで爆発してしまいそうですよね。
やさしく丁寧に接していきたいのに、心の余裕が…
ワガママを言って困らせてくる上の子より、ふにゃふにゃ泣いている下の子の方がかわいい。
そんな風に思ってしまうのは自然かもしれません。
▽イヤイヤ期にお悩みの方はこちらの記事もどうぞ
多くを求めすぎる
自分では何もできない赤ちゃん(下の子)に比べると、上の子が大きく見えてしまうもの。
もちろん、自分でできることもたくさんあるのですが、そんなのできて当たり前!と思ってしまいがちになります。
そこでほめてあげられたらいいんだけどね。
さらにもっと上を求めてしまうんです。
上の子だってまだちいさいのに、「あれもこれもできるはず!」と思ってしまう。
そしてできないと「なんでできないの!」と冷たくしてしまう。
急にお兄ちゃん・お姉ちゃんになって戸惑っているのに、多くを求めすぎちゃうんですね。
「お兄ちゃんなんだから」という言葉を、できるだけ封印しようと心がけていた我が家。
それでもやっぱり、「これくらいは自分でやって!」と思ってしまうことがありました。
我慢させたこともたくさんあったと思います。
いっぱいがんばっているのに、認めてもらえないのは悲しいよね。
当時の長男にごめんと言いたい。
【優しくできない…】上の子に冷たくなってしまうと悩んだら
ここからは、上の子に優しくなれるヒントを3つご紹介していきます。
役割分担をする
下の子のお世話はママ、上の子担当はパパなど、役割分担するのがおススメです。
下の子のお世話にかかりっきりのママに、上の子のお世話や心のケアまで丸投げしていては、どうしてもママに余裕がなくなり、冷たく当たってしまうこともあります。
そこでパパや周りの人の出番です。
休みの日は上の子と公園に遊びに行く、おうちで絵本を読んであげるなど、積極的に遊んであげると、「ボクも大切にされてるんだ」と上の子の心は満たされます。
ママも、下の子のお世話に専念できて、余裕が生まれていきます。
そうすることで、次第に上の子にも優しく接することができるようになりますよ。
我が家の場合は、事前に役割を決めていたわけではないのですが、パパは
「ママはどうしても赤ちゃんにかかりっきりで〇〇(上の子)がかわいそうだから、俺は〇〇と遊ぶようにするわ。」
と言ってくれていました。
今でも、下に厳しく上に甘いんですけどね(笑)
もちろん、たまには交代して、上の子とママ二人でデートする時間もあるといいですね。
「まだまだこんなに小さいんだ」「こんなところが成長したなぁ」など、上の子とじっくり関わることができて、ママの気持ちも和らぎますよ。
楽になる工夫をする
家事など、手を抜けるところは抜いて、頼れる部分は思いっきり頼って、まずは少しでもママが楽になる工夫をしましょう。
時間的、体力的な余裕ができると、精神的にも余裕が生まれます。
そして、余裕があると上の子にも優しくなれます。
我が家の長男は抱っこが大好き。
でも、余裕がなくてイライラしていると、「抱っこ~」と言ってきても、余計にイライラしてしまい、抱っこしようなんてとても思えない!
自分だけで何とかしようと思わずに、もっと周りを頼って工夫していたら、たくさん抱っこしてあげられたのかな…と少し後悔しています。
まずはママが笑顔でいられるよう、余裕を作り出しましょう。
先輩ママに話してみる
私が悩んでいたときに、一番効いたのは「先輩ママの共感」でした。
「下の子が生まれてから、どうしても上の子に冷たくなっちゃうんですよね~」と話したところ、「分かる分かる~」「私もそうだったよ!」とめちゃくちゃ共感してくれたんです。
私だけじゃないんだ、みんなそういう時期があるんだ!と思えたことで、とっても心が軽くなったんですよね。
自分の子育てはこれで大丈夫なんだ、と認めてあげることができた気がします。
先輩ママの言葉一つで、ものすごく救われました。
悩んだら、先輩ママに話を聞いてもらう、とってもおススメです。
まとめ
下の子が生まれてから、上の子に冷たくなってしまう。
これは、多くのママに共通する悩みです。
でも、そんな時期もあっという間に過ぎていきます。
下の子が自己主張するようになると、今度はそちらにイライラして、頼りになるお兄ちゃんがかわいく思える…なんてことも。
必要以上に自分を責めずに、こんな時期もあるさ!と思って乗り切りましょう。
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