ママやパパに構ってほしくて発動する「赤ちゃん返り」。
できていたことができなくなったり、甘えん坊になったり、ワガママが増えたり。
イライラしちゃうんですよねー!
我が家の兄弟は、学年的には3年差なのですが、誕生日の関係で、次男が生まれたとき長男は2歳半。
2歳といえば「イヤイヤ期」。
赤ちゃん返りとイヤイヤ期が重なると、それはもう…大変です。
そんなときに効果的だったのはこちらの4つ。
- できるだけ上の子の要望に「先」に応える
- 下の子がお昼寝中は「ラブラブタイム」
- 下の子のお世話を手伝ってもらう
- とにかく抱っこ
我が家の赤ちゃん返りエピソードや失敗談も交えつつ、上の子との向き合い方のヒントをお話していきます。
少しでも悩んでいる方のお力になれたらうれしいです。
【当時2歳:絶賛イヤイヤ期】長男の赤ちゃん返りエピソード
「赤ちゃん返り」というと、下の子が生まれて、あまり構ってもらえなくなってしまった上の子が、赤ちゃんのように振舞ってママやパパの気を引くというイメージですよね。
この記事を書くにあたって振り返ってみると、我が家の長男は、世の中のイメージにあるような「赤ちゃん返り」は少なかったのかもしれません。
それでも、お腹に赤ちゃんがいると分かってから、それまでとは違う行動がいくつか見られました。
「赤ちゃん返り」だったのか「イヤイヤ期」だったのか。
いまだに謎です。
次男妊娠中:「夜泣き」と「イタズラ」
赤ちゃん返りらしきものとしては「夜泣き」「イタズラ」に手を焼いていました。
妊娠4~5ヶ月頃、長男にママのお腹に赤ちゃんがいることを伝えたのですが。
この頃から、それまではあまりなかった「夜泣き」が頻繁に。
何か不安を感じ取ったのか、夜によく起きてくるようになりました。
子どもって敏感だよね。
夜だけでなく、昼寝後も大号泣することが多かったです。
つわりでグッタリしていて、あまり一緒に遊んであげられなかったのもあり、構ってほしくてイタズラやイヤイヤで私を困らせることも多くなりました。
ショッピングモールにて、何かのきっかけでイヤイヤが発動し、手つなぐのイヤ、抱っこもイヤ、カートもイヤ!となってしまったことも。
一人で歩かせるとどっか行っちゃうし、どーしたらいいの?と途方にくれました…
それでも、出産の前日には「いっしょにあそぼー!はやくでてきてねー!」なんてすっかりお兄ちゃん気分でお腹に話しかけていて、ホッコリ。
ママを取られちゃう不安と、弟ができるうれしさと、いろんな思いがあって不安定になっていたのかな。
次男出産後:「発熱」「泣き声が怖くて赤ちゃんを攻撃」「わがまま」
次男が生まれてからは、長男がよく熱を出していました。
急に何だかわからない存在が現れて、ママはそっちに付きっきりだから、ストレスを感じていたのかもしれません。
夜に発熱して、次の日の朝には下がっていることが多く、一時的なものでしたが、子どもって繊細だなぁと感じた出来事でした。
また、赤ちゃんの泣き声がとにかく怖かったようで、赤ちゃんが泣くと攻撃的に。
赤ちゃんの口をふさいだり、叩いたり、張り合って金切声をあげてみたり…大騒ぎでしたね。
「こわくない…!!」と自己暗示をかけていることもありました。
乗り越えようとがんばっていたんだね。
一番困ったのは「わがまま」です。
これは、赤ちゃん返りというより、イヤイヤ期特有のものなのかもしれませんが。
「これやりたい!」となると、ダメと言われてもあきらめず、大泣きしながら主張してきます。
こちらの言うことを全く聞いてくれない!
わがままが通らず泣き、大声を出し…
この時期、下の子よりお兄ちゃんの方がいっぱい泣いていた気がします。
構ってほしい、赤ちゃん泣くの怖い、眠い、など、いろいろな思いが整理できなくなって爆発していたのかもしれません。
あまりグズグズされると、こちらもイライラして「うるさい!」と怒鳴ってしまったり、無視してしまったりすることも。
「ニコニコのママでいてほしーの」と言われたときには、心の底から猛省し、お兄ちゃんの涙に心が締め付けられました。
こんなにちいさいのにたくさん我慢して怒られて…
そう思ってはいても、あんまりわがままばかりだと、やっぱりイライラしてしまって、衝突して…の繰り返しでした。
それでも、次男が生後4ヶ月頃になると、赤ちゃん返りも落ち着いてきました。
「ぼくおにいちゃんだもん」
「赤ちゃんと遊ぶのたのしーなー」
「〇〇ちゃんだぁいすき」
など、赤ちゃんに関するポジティブな発言も増えてきて、お兄ちゃんへの階段を少しずつのぼっているな、と実感。
ぬいぐるみで、赤ちゃんのお世話(抱っこや布団かけてトントンなど)のまねをしてみたり、5ヶ月頃からは実際にお世話したりあやしたりしてくれることもありましたよ。
今になって当時を振り返ると、お兄ちゃんになるという自覚と、まだまだ甘えたいという気持ちの狭間で必死にもがいていたのかな、と思います。
たくさんがんばって「お兄ちゃん」になったんだね。
【赤ちゃん返りとイヤイヤ期のコンボ】上の子との向き合い方のヒント
兄弟が2~3歳差で厄介なのは、赤ちゃん返りの時期が、2歳ごろに特有の、いわゆる「イヤイヤ期」と重なるということ。
「赤ちゃん返り」と「イヤイヤ期」の線引きは難しいですが、どちらにしても、「あなたのこと見てるよ」「大好きだよ」と実感してもらうことが大事です。
上の子とどのように向き合ったらいいのか、我が家で実践したことを4つご紹介していきます。
できるだけ上の子の要望に先に応える
上の子が何かしたい!と言ってきたら、できるだけ「先」に応えてあげましょう。
授乳やおむつ替えなど、必要最低限のことが済んでいれば、赤ちゃんは多少泣かせておいても大丈夫。
上の子が「抱っこ」「絵本読んで」「一緒に遊ぼう」などと言ってきたら、すぐにその願いを叶えてあげると、「わたしも大切にされている」と実感して、安心します。
なかなか難しいタイミングもありますけどね。
要望を叶えてもらって満足した上の子が「赤ちゃん泣いてるけどいいの?」と言ってくれることもありますよ。
下の子がお昼寝中は「ラブラブタイム」
下の子がお昼寝をしているときは、上の子と二人の時間を思いっきり楽しみましょう。
下の子が起きているとできない遊びをやったり、たくさん抱っこしたり、とにかく上の子の心を満たしてあげます。
昼寝の間に家事を済ませたい…
その気持ちもとっても良く分かりますが、ここは我慢。
すっぱりあきらめて(笑)ママ・パパも上の子との二人きりの時間を楽しんじゃいましょう!
下の子のお世話を手伝ってもらう
簡単なことでいいので、下の子のお世話を手伝ってもらいましょう。
おむつを持ってきてもらう、ミルクを一緒にあげる、布団をかけてもらう…なんでもいいので、お願いして、やってくれたら「ありがとう」を伝えます。
「ママ・パパの役に立っている」と実感できて、何だか誇らしげな上の子の表情を見ることができますよ。
お兄ちゃん・お姉ちゃんとしての自覚も芽生えて、もっとお手伝いしてくれるようになるかも。
とにかく抱っこ
子どもは抱っこが大好き。
どんなにイヤイヤ言っていても、最後には抱っこに落ち着きます。
赤ちゃん返りでワガママがすごい、何でもイヤイヤで言うことを聞いてくれない。
そんなとき、少し落ち着いたかな?と思ったら、抱っこしてあげてください。
子どもだけでなく、不思議と大人も満たされるんですよね。
抱っこの力、恐るべし。
まとめ
赤ちゃん返り、下の子のお世話もあるし本当に大変ですよね。
イヤイヤ期と重なるとさらにパワーアップ。
でも、上の子に「ちゃんと見てるよ」「大好きだよ」を言葉や行動で示していけば、必ず落ち着く時期が来ます。
乗り越えたら、親も子もまた一つ成長できますよ。
イライラすることも多いですが、「必ず終わりが来る」そう思って乗りきりましょう!
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