赤ちゃんがいる生活では、日々の移動手段も悩みますよね。
近所なら徒歩で抱っこ紐やベビーカーを使って行けますが、少し遠出するとなると、車や電車の出番です。
私はほぼペーパードライバー、平日は主人が車通勤ということもあり、車よりも電車派です。
徒歩では行けない場所へ行きたいけど、車は無理だし、電車で行く…?
赤ちゃんと電車っていつから乗れるの?
そんなお悩みをお持ちの方に向けて、今回は、赤ちゃんと電車でお出かけできるのはいつからなのか、安全に楽しむためのポイントを7つご紹介していきます。
赤ちゃんとの電車でのお出かけは、いろんな意味でスリル満点ですが、楽しいですよ!
赤ちゃんと電車でお出かけできるのはいつから?
とはいえ、まだまだ外の環境に慣れていない新生児期は、必要最小限(出産後の退院時や健診のとき、病院にかかる場合など)に留めておきましょう。
おすすめは「首が座ってから」です。
抱っこ紐でも安定しますし、育児も少し落ち着いてきてママ・パパも赤ちゃん連れのお出かけに慣れてきたところなので、余裕をもって電車でのお出かけを楽しむことができますよ。
まずは近場から電車デビューしてみるのがいいですね。
我が家の場合は、
長男:生後3ヶ月
次男:生後5ヶ月
が電車デビューでした。
長男のときは、思い立って7駅ほど電車に乗ってお出かけ。
ずっと寝ていてくれたのでホッとしたのを覚えています。
ベビーカーには乗せず抱っこ紐だけだったので、とにかく肩が痛かった…
その後も二人で電車でのお出かけ、たくさんしました。
埼玉県民なのですが、水天宮や表参道、上野動物園など、けっこう遠くまで行きましたね。
生後7ヶ月のときの、電車でディズニーシーは大冒険でした。(後述します)
次男のデビューは、兄の「電車に乗ってみたい!」という希望を叶えるため、隣駅まで一駅だけ。
子ども二人連れでの電車はハードルが高くて、なかなか重い腰が上がらず、徒歩で行ける範囲のお出かけで済ませることが増えました。
次男が生まれてからは、電車でのお出かけは数少なかったですね。
次男よ、ごめん…
【赤ちゃんと電車でお出かけ】安全に楽しむためのヒント7つ
赤ちゃんと電車でお出かけしたいけど、いざ乗るとなると不安はいろいろありますよね。
電車の中でおとなしくしていてくれるかな?
途中でおむつから洩れちゃったらどうしよう…
周りの人に迷惑をかけないかな?
事前に心構えをして準備しておくことで、焦ることなく対処できますよ。
時間に余裕を持つ
赤ちゃん連れのお出かけ、予測できない事態が起きることはよくあります。
特に電車は、乗る時間が決まっているのに、赤ちゃんがグズッたりベビーカーでの移動がうまく行かなかったりで、目的の電車に乗れなくなってしまうことも。
時間にはかなり余裕をもってスケジュールを組んでおくといいですよ。
電車内で赤ちゃんが泣き止まなくなったり、おむつから洩れてしまったりしたときは、途中下車することもあるということも頭に入れておきましょう。
私は心配性なので、普段から必要以上に早めに動いているのですが、赤ちゃんとの電車でのお出かけでは、それくらい余裕をもってちょうど良かったですよ。
寝るタイミングを見計らう
電車に乗るとき、赤ちゃんが寝ていてくれると本当に助かります。
乗る前に授乳してお腹をいっぱいにしておく、抱っこでゆらゆらして眠くするなど、ちょうど電車にのるタイミングで寝てくれるように工夫してみましょう。
でも、赤ちゃんは気まぐれ。
どんなに手を尽くしても全然寝ないときもあります。
そんなときは潔くあきらめて、他の方法であやして何とか乗り切りましょう。
電車が空いている時間を狙う
電車は公共交通機関。
いろいろな人が利用しています。
周りにできるだけ迷惑をかけないためにも、空いている時間帯を狙って乗車しましょう。
いつもとは違う環境に敏感な赤ちゃん、お腹がいっぱいでも、おむつがキレイでも、どんなに周到に準備していっても、泣いてしまうことはあります。
そんなときに、周りに人がたくさんいたら、周りの目が気になってめちゃくちゃ焦りますよね。
私も、電車内で赤ちゃんがグズリそうになると、「泣かないで~」「頼むから寝てくれ!」と祈るような気持ちで、必死であやしていました。
空いていれば、そこまで慌てずに済みます。
ベビーカーを利用していても、人が少なければ、スムーズに乗車することができますよ。
混んでいたらベビーカーは畳んで抱っこで乗る
どうしても混んでいる時間に電車に乗らないといけない、そんなときもありますよね。
電車でのお出かけでは、ベビーカーで行くときも抱っこ紐が必須アイテム。
混んでいる電車に乗るときは、ベビーカーに乗せたままでは乗車できないからです。
混んでいる電車の中で、ベビーカーを畳むのは至難の業。
「混んでいそうだな…」と思ったら、事前にホームで抱っこ紐に赤ちゃんを入れて、ベビーカーを畳んだ状態で乗りましょう。
お気に入りのおもちゃや絵本を忘れない
電車は、一度乗ったら次の駅までは降りられませんよね(当たり前)。
その間に機嫌を損ねてしまうと、次の駅までが大変です。
いつもヒヤヒヤしながら乗っていました。
そんなときに助けてくれるのが、お気に入りのおもちゃや絵本。
赤ちゃんを飽きさせないように、いくつか持っていくのもいいかもしれませんね。
我が家の長男の場合は、お気に入りのタオルが大活躍でした。
タオルを触っていると、いつの間にかスヤスヤ…なんてことも。
逆に忘れたときはめちゃくちゃ焦りました。
赤ちゃんのお気に入りを普段から見つけておくといいですね。
ホームではベビーカーのタイヤを必ずロック、絶対に手を離さない
駅のホームで電車を待つときは、必ずベビーカーのタイヤをロックして手を離さないようにしましょう。
駅のホームが目では分からない程度に傾いていることもあります。
実際に、ベビーカーが勝手に動いて電車に接触してしまう事故が起きています。
少しだから大丈夫…と思わずに、しっかりとロック、手も目も離さないことが大事です。
エレベーターやおむつ替え・授乳できる場所など確認しておく
事前に、駅のエレベーターの位置や、おむつ替え・授乳ができる場所がどこにあるか、できる範囲で確認しておきましょう。
特にベビーカーを使ってお出かけするときには、エレベーターを利用する機会が多くなります。
ホームに降り立ってからエレベーターを探すのもけっこう大変。
私の場合、ホームを少し歩いてから、エレベーターが逆方向だった…なんて気づくことがけっこうありました。
調べてあれば、すぐにエレベーターにたどりつけますね。
電車でのお出かけに限らずですが、おむつ替えや授乳ができる場所も、調べておくと安心です。
車でのお出かけだったら、車内でおむつ替えも授乳もできるけど、電車でのお出かけでは、場所を探さないといけないんだね。
おまけ 我が家の電車でお出かけエピソード
最後に、我が家の子どもたちが赤ちゃん時代に経験した、電車でのお出かけエピソードをいくつかご紹介します。
大変なこともありますが、電車でのお出かけも楽しいですよ。
ディズニーまでの大冒険
長男が生後7ヶ月のとき、電車でディズニーシーに出かけました。
片道1時間ちょい、乗り換えは1回。
そして天気は、あいにくの雨…
「ちゃんとたどりつけるかな…」と不安を抱えながら、初めてのベビーカーカバーを装着していざ出陣!
はじめはベビーカーのまま電車に乗れましたが、だんだん車内に人が増え、結局ほぼ抱っこでした。
そのおかげか、長男はよく寝てくれて、ぐずって途中下車することもなく、ディズニーに到着。
ベビーカーが苦手な長男は、パーク内もほぼ抱っこで、肩が死にかけましたが、とっても楽しくて思い出に残る旅でした。
「ディズニーまで行けた!」という謎の自信がついて、電車でのお出かけがしやすくなりましたよ。
コワモテのお兄さん
都内まで電車でお出かけしたときのこと。
抱っこで子どもも寝てくれ、運よく座ることもできて、ラッキーと思っていました。
しばらくすると、子どもが起きて、怪しい雲行きに。
これはグズッてしまうかも!ピンチ!
しかも、隣にはちょっとコワモテのお兄さんが座っています。
冷汗ダラダラで過ごしていると。
なんと、隣のお兄さんが、スマホで子ども向けの動画を我が子に見せてくれたのです!
おかげで子どもは画面に夢中。
無事に目的地までたどり着くことができました。
ありがとうお兄さん!!
ある地下鉄の駅で
これも都内までお出かけしたときのお話です。
目的地まで無事に着いたものの、そこからが試練でした。
なんと、その地下鉄の駅には、エレベーターがなかったんです…
子どもを抱っこし、ベビーカーを畳んで片手に抱え、もう片方はお出かけグッズの詰まったバッグを抱え、狭い地下鉄の階段をひたすら上る。
のぼりきったときには、完全に息があがっていました。
「私って意外と力持ちじゃん!」と謎の達成感が(笑)
子どもが大きくなった今、もし、駅で同じようなママさんを見かけたら、全力で手伝いたいと思います。
あたたかい世界
赤ちゃんを連れて電車に乗っていると、いろいろなあたたかさに触れることができます。
席を譲ってくれる方、子どもをあやしてくれる方、ベビーカーで電車を降りるときに手を差し伸べてくれる方…
本当に感謝しています。
その方たちに恩返しすることはできなくても、今度は私が、そんな風に困っている誰かの力になれたら。
少し大きくなった我が子と電車に乗りながら、そんな風に思う今日この頃です。
まとめ
赤ちゃんとの電車でのお出かけには、年齢制限はありません。
いつからでも電車に乗ることができますが、おすすめは「首が座ってから」。
事前にしっかりと準備をして、電車でのお出かけを楽しみましょう。
試練もありますが、お出かけに自信がついて、行動範囲も広がり、周りの人のあたたかさにも触れることができます。
電車での旅で、赤ちゃんとのステキな思い出がどんどん増えますように…!
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